K4yoの玩具箱

T-55と模型と落書きと鉄砲 

『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』を観た

十二月の末から一月の初めまで、実家に帰省していた。

京都の家にはテレビがないので、僕は情報に飢えていた。だから、実家に着くなりリモコンを手に取った。どうやら、僕が観始める前に妹がテレビを観ていたらしく、アニメのチャンネルが選択されていた。

 

映っていたのが、『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』だった。以前、僕はこのアニメを何度か観た。しかし今回もその前も、最初を観ていないのだ。まあ、これは問題なかった。そうして僕はテレビにくぎ付けとなって、小説を書くのがおろそかになってしまった。 

 

このアニメは、軽快な冗談と、皮肉(個人差はある)と、冒険と、不可思議な現象と、主人公らの繊細な感情と、胸が熱くなる展開と、スタン叔父さんの話とが、絶妙な加減で入っているのだ。僕が最終話とそのあたりを観た時、僕は思わず歓喜の声を出してしまった。伏線の張り方が素晴らしいのだ。バカをやってひどい目に合う話だとか、怪しげな敵と戦う話だとか、ありとあらゆるものの点と点が繋がり、一本の線ができる。なんと精神が昂揚する話なのだろう、僕は心からそう思った。

 

臆病でオカルトが好きなディッパー、お茶目で自信家のメイベル、少し抜けているスース、詐欺師のスタン叔父さん、荒っぽいが姉貴肌のウェンディ(僕が好きなキャラクターだ。もちろん、スタン叔父さんも好きだ。彼の行動に目を奪われてしまった)、お金持ちでプライドが高いパシフィカ(彼女は本当に奥が深いキャラクターだ。ネタバレは一ビットもしたくないので、本編を観てほしい。Wikipediaは見るな、絶対に)。他にも魅力的なキャラクターが登場する。この登場人物たちが、グラビティフォールズという町で文字通り大暴れする。左の記述は忘れてないでほしい。

 

僕の書く文章で魅力を感じてくれたら、この物語を楽しめる。もっとも、魅力を感じなくても楽しめるのだが。知人は皆観ていないようなので少し寂しい。最初から最後まで観るのをお勧めしたい。

 

久しぶりに小説以外の文章を書いた。疲れてしまったが、うまく書けた。

では、また。